RCZ、フロントバンパー外してラジエータ交換

RCZ、2016年式、アイシン6AT車。

12/25、国道走行中にボンネットから白煙。水温系がみるみる半分を超えて右に振れていく・・・高温危険領域へ。あーこれはエンジントラブルか、冷却水漏れだー・・・と路肩に停車。途端にメータにSTOP表示=安全な場所に停車せよ警告、すぐさまエンジン切りボンネットを開けると白煙がモクモク。ラジエータのアッパーホースが外れている、ホース外れだけじゃあない。アッパーホースの口ごともげていた。

 

↓ 左が上部の今回トラブルのところ、右が下部の正常な口。

プリンスエンジンの大きな弱点の一つ、上部アッパーホースはエンジンの熱を受けやすく経年でプラが硬化するのだ。車の振動やら冷却水の圧力でひび割れて破断、ホースごと抜けたのだ。赤い冷却水があちこちにバシャーッと撥ねてる。リザーバタンクはスッカラカン。ふるーるは207GT(同じエンジンメカニズム)で冷却水漏れを経験済みなので、常時クーラント2リットルと、天然水2Lペットボトルを積んでいたのが役立つときが来た(笑)

 

国道脇でハザードたきながら修理開始。ホースバンドは本来なら青矢印で取り付けねばならないが引っ掛けもないコレでは無理なので、赤矢印=根元でいつもより強めにリング締めてアッパーホースを固定する応急処置をとる(赤位置は本来NG、冷却水漏れを招きやすい)。

シリコンシーラントをたまたま積んでいたので、修理するまでのあいだにスポーンと外れない気休め程度に周囲を塗って補強する。

クーラントと天然水を入れて完了。水温系を注視しながら大人しく走行開始、JAFレッカーを呼ぶことなく無事に帰宅できた。

 

さて翌々日、207GT同様にDIY修理してみよう。ラジエター品番は、1330W2, 1330P9, 1330Y5, 1330F5, 1330J7あたりが使える。欧州拠点のNRFというサードパーティの58226Aというラジエータを購入、送料込みで2万円しなかった。業者に依頼すれば工賃が5万円~、トータル8万くらいだろうか。

RCZは外し方は手探り。売れた台数が少ないからかネットには情報は少ない。フロントバンパーを外さないとラジエータ交換ができないと判明。ジャッキアップは不要。

上図の8個を外す。2個はトルクス、2個は6角、4個はプラスチッククリップ。

↓ これは外さない。クーラーのラジエータを交換するときに外すようだ。

アンダーには5つのトルクスネジがある。

そして、タイヤハウスに3つのプラスチッククリップがある。ハンドルを据切りすればアクセス可能で、タイヤ外す必要はない。

ヘッドライト上部に6角ネジが3つ。これが左右にある。

そしたら、バンパー痛まないようタオルや段ボールをタイヤ前にひく。バンパーを手前に引っこ抜くのだが、、、なかなか抜けない。エンブレムの上部に引っ掛け機構があるからだ。割りばし等で■穴から押し込みながらゆっくり塗装バンパーだけを引き抜く・・・

塗装バンパーが少し前に抜けてきたところで、下図の部分で引っ掛け機構があるので、ピックフックツール(細めのマイナスドライバーでも良いかも)を使い、塗装されている側のバンパーを2mmくらい持ち上げると、さらに手前に引き抜ける。

↓ ココが引っかかってて外すのに少し難儀するところ。これが左右。

バンパーが30cm弱スキマできたところ。バンパーを完全に取り外す必要はなく、このまま作業してOK。配線をいくつか外すのがシンドイからだ。

 

黒いPPバンパーを外すためにはヘッドライトを外さねばならず、3か所の6角ネジ。

ヘッドライト下のネジはこれ。

ヘッドライト固定ネジとASSYへの配線を外したら、運転席側はウォッシャーのパイプが固定されてるため抜く。

すると、左右ライトは簡単に抜ける ↓

次は、バンパーの後ろに隠れている黒いPP部品を外す。

↑ トルクスでボデーフレームに固定されている、これが左右。

PPバンパーが素直に外せた。これでようやくラジエータ固定しているトルクスネジにアクセスできる。

 

ラジエータ上部の2か所に引っ掛けがあるので、

ぬけたPPバンパーに隠れている ↓ 2か所のトルクスを外す。

ラジエータ固定の引っ掛けが2個外れる。

そうするとラジエータ本体は緩々になる。ホースを外して・・・

上に簡単に引っこ抜ける。

 

お釈迦になったのはValeo製だった。

2015年製とあるので今回のようにならないためにもプリンスエンジン系は、7~8年毎にラジエータ交換が良さげである。

 

↓ 赤矢印の場所、下に2個のピン受け場所があるので、嵌めるときは留意されたし。

↑ 今見えてるもう一個の黄色シール添付のラジエータはエアコン用のもの。

新旧比較。OEM品のNRFのほうが若干コンパクト。

新品挿入して、下のピン受けにハメて元通りに組付ける。ライトやバンパーはまだ装着せずに、クーラントのホース締めたら冷却水補填。

しばらくアイドリングしてみて、ラジエータ本体、バンド付近から漏れがないことを確認する。バンドからボタポタ漏れるなら何回かに分けて増し締め。締め過ぎるとラジエータ口を破損するので注意。締めても漏れる場合はホースかバンドを交換すべき。ライト、バンパーを元に戻したら走行試験。都度ボンネットを開けてバンドから冷却水漏れがないか、

リザーバタンクの冷却水が減っていたら足す。

 

作業時間は1人対応でおよそ5時間。タイヤハウスを外さなくてよいので207GTに比べて多少楽ではあった。RCZは207・307・MINIあたりと採用エンジン共通のため流用できる部品も多く、まだ部品調達には困らないし、修理難易度もRCZだから難しいってワケじゃない。207よりも機能充実して、余計なセンサや機能がアドオンされた程度である。