新車から11年経過の207。フロントもリアもウォッシャー液が出なくなった。ポンプのモータ音はするため、どこかが目詰まりか。ウォッシャーが出ないと車検に通らないので修理しなくては。
207の場合、ウォッシャータンクは下にあり、ボンネットからアクセスできず。フロントバンパーを外す必要あり。
運転席のタイヤを外して、フロントバンパーを外すための準備だ。
↓ 上部の星形トルクスを外して・・・
運転席側にあるフロントバンパー関連のはすべて外して、運転席側のみ開けるイメージ。万全を期したいなら、助手席側も外してフロントバンパーを綺麗にとりはずすと良し。
タイヤハウスを取る。
固定ピンがいくつかあるのと、車体下にもピンがあるのですべて取ってタイヤハウスをガコッと外す。
で、タイヤハウスの奥、つまり、ヘッドライトASSYのあたりにフロントバンパーを固定しているビスが二つあるので、それも外す。ネジをすべて取り終わったら、運転席側のバンパーを少しめくればウォッシャータンクに手が届く。
ポンプに繋がっている配線を取り、ポンプ本体はてこの原理で上下にこじり抜く。ポンプの固定ネジはないのでぐいぐい揺らしながらスポっと抜ける。液が入っている場合はだーっとタンクから漏れるけど(笑)
↓ 外したポンプ。稼働音はするのでモータは生きている。経路で詰まったのだろう。
こんな感じで、リアとフロントのウォッシャ吹き出しのため二本のゴムホースでつながっていく。
どちらに接続するかを忘れないようにシールで目印をつけておく。
マイナスドライバーでホースをこじりつつホースを抜く。
ノルオートで購入したHP720299の互換品。純正品版は、643475 8200194414 96415
新旧比較
新ポンプに、リアとフロント行きのホースを間違いなくつけること。付属のゴムをタンクにはめて・・・
ポンプを押し込んであたりがつくまで押し込む。
下から覗き込んでゴムとポンプ本体が噛んでいて、ゴムのズレ、液漏れしていないことを確認し、バンパー戻す前にウォッシャー前後がキッカリ出ることを確認。確認出来たらバンパー戻して、タイヤハウス取り付けて、タイヤ取り付けして終了。
以下、オマケ。壊れた側のポンプばらし。
ドライバーでこじって外せる。
こんな感じで。
ここは白と黒のパーツで固く接合されている。ふたつのペンチでこじりながら強引に抜いた。切り欠きの部分は壊しちゃったけど(笑) なにせ固いのである。
矢印の仕切りゴムがかなり汚れていた。この3つのパーツを綺麗に洗浄し、組みなおしたところ正常に動いた。
所感として、経年劣化等でこのゴム弁が劣化し膨張することで、弁が行き来できずにウォッシャーがリアしか出ない、フロントしか出ない、両方出ない・・・となることもある。特に夏場は暑さでゴム弁が膨張しがちなので、冬場はウォッシャーが出るのに夏場になると調子悪い・・・・という季節性の壊れ方をすることもある。
とうわけで、ゴム劣化が進み故障再発するだろうから、素直に新品交換するのが良い。