友人が逝く

仲の良かった会社同期の友人が今朝、息を引き取りました。まだ30代半ばという若さで。

 

悪性腫瘍の転移によるものと聞いていますが、早期発見で癌を取りきっていたはずだけに、何故? 普段通りに会社で、会議はあるし、ソフト設計書も仕上げねば。私はほうは日常生活に埋没していき、彼が死んだということが風化していくのか・・・と思うと虚しくなります。

 

癌は不思議な病気。癌細胞を増やし宿主が死ねば癌細胞自体も死を迎えざるを得ません。癌細胞自身が長く生き延びようとするならば宿主と共生するのが一番いいわけで、主を死に至らしめるメリットはないのに何で? 

 

お互いにアニメ好きで、秋葉原で逢う度にいろいろなアニメ談義に花を咲かせ、夜通しのアニソンカラオケなどにも一緒したのが、つい最近のよう。あなたはこの世界に存在したし、私の心にその思い出が刻まれています。亡くなった同僚が、消える意識の中でどのような走馬灯とともに燃焼し尽くしたのだろう。

 

死神は彼の命を刈り取ったのか、もっと他に刈り取るべき人間がいるではないか、と苛立ちもしました。そんなとき、「しにがみのバラッド」というアニメが私の頭をよぎりました。きっと、彼の枕元にモモが立ったなら、彼を生かしてくれたろうに。

 

どうか私たちの活動を、あの世からも楽しんでくれることを願っています。今回のことで、死というのは他人事ではないなと実感。日々を大切に生きなければならない、、、