SH5、フォレスター、14万キロ。オルタネータ予備交換DIY

【オルタネータDIY交換、SH5、フォレスターXT】
難易度:★☆☆☆☆、簡単、特殊工具は不要
費 用:43780円、リビルトオルタネータ部品代のみ
時 間:45分、SH5の交換は容易

 

SH5、フォレスター、オド14万キロ。

発電機と重要パーツであるオルタネータの寿命が気なる時期。自分の経験では、15万キロあたりから要注意で20万キロ持てば御の字かな。チャージランプが点いたわけではないが、オルタネータ故障は走行不能となり事故誘発しかねないので予備整備として交換しよう。

 

品番は、23700AA521、または、A3TG0491。新品の純正品だと10万円以上する。リビルト品とし、調達先は信越電装株式会社。コア返却が前提で43780円、リビルト品の価格帯では安くはない(最安は25000円あたりからある)が、それでもココにしたのは、自分がよく遊びにいく大町であること、老舗であり信頼できそうだから。LINEでやり取りが完結、即代引き発送、早ければ翌日に届く。リビルト品のメリットは安いことに尽きるが、デメリットは「ブラシは新品交換。それ以外のパーツは使えれば再利用。レギュレータが逝く、ベアリングが逝くといったブラシ以外の故障が発生するリスクがあること」だ。

 

届いたコアはそれはもうピカピカ、新品と勘違いするぐらいに。

ネジ締めチェックのマーキングがあり、出荷チェックも万全。

中の銅線にも、ヒートシンクなどにも汚れがない。。。新品同等と言っても良い。

2年、4万キロの保証書、検査結果書が同梱されている。

品質の証なのだろう。安くない価格帯だけあって期待しちゃうね。

 

ボンネットを開けてDIY交換していこう。SH5のオルタ交換は簡単。オイルや冷却水のホースなどを外す必要もなく、ソケットレンチ or ラチェットレンチ一式さえあればいい。

↓ バッテリーのマイナス端子を必ず外してビニルテープ等で巻く。

オルタネータのプラス端子をボンネット内の金属とショートさせると、ヒューズが飛んだり、ECU破損と大損害になるからだ。

 

4か所のピン外してエンジンカバーを取ると、オルタネータが手前に見える。

↓ オルタの上にある赤いカバーがバッテリープラス側に繋がる。

ここを外す前に今一度、バッテリーマイナス端子を外したか確認しよう。

 

まずは現状確認、ベルトの張りを確認する。指でグッとベルトを押すと8mm程度たわむことを確認。これを覚えておく。

さらに油性マジックで、張り調整ネジの位置をネジにマークする。

↑ この長いネジがベルトの張り調整のネジになっている。

 

下図のAとBがオルタ固定ネジ。Cがベルト張り調整ネジ。

AとBを緩めた後、Cを回すと・・・オルタネータの位置が上下する。

Cを緩めオルタ位置を下げて、オルタにかかっているベルトを外す。

 

ベルトが外れたら、AとBのネジを完全に緩めて取り去るのだが、Bの長いネジはオルタの裏で金属ステーで固定されているので、金属ステーの取り忘れが無きよう。

当家の場合はBのネジを抜いても、純正のオルタが隙間にぴっちりハマって、なかなか引っこ抜けないので、CRE556を吹きつつオルタを上下に揺さぶり続け・・・

↓ ようやく抜けた♪

新車から14年になるためだいぶ汚れているが、ネジに錆などはなく良い感じで老いてる。

 

Bのネジはオルタの裏で、金属ステーで ↓ のように止まる。

この金属ステーは再利用する。

 

新オルタを金属ステーとともにはめこみ・・・

AとBのネジを軽く締めて、

ベルトを通す ↓

3つのプーリーのベルト溝が元の正しい位置にかんでいることを確認しながら、Cネジでベルトを張っていく。Cでベルトが張れたらAとBを本締めする。

 

オルタには、12Vの端子(下図の赤キャップ)と、コネクタの接続が必要。

交換が終わったら、バッテリーのマイナス端子を接続してエンジンON ↓

ベルトが溝に正常に噛んで3つのプーリーが回っているか、異音がないかを確認する。エンジン稼働中はココに手を突っ込んだり、顔を奥まで入れないこと。指の欠損・骨折、髪の巻き込みで重大事故になる可能性がある。エンジン回転力を侮ってはダメ。

 

古いオルタは信越電装株式会社に着払い返送する。使える部品を取り出して再生されるのだろう。14万キロ走行したオルタネータに、ブラシがどれほど残っていたか気になるが、オルタのネジがちょいと特殊で家にあったプラスネジでは外せずに断念。

オルタにブラシが残り何mmになったら要交換~ とユーザに教えてくれる機能があると良いのだけど。

 

オルタに関する備忘録として書き留めると・・・

・オルタ寿命はバッテリーや車両の電力消費量に左右される

・純正新品のオルタなら15万km目途に予備交換

・リビルト品は半値以下だから寿命も半分と思っとこう

・リビルト品はブラシが新品、ベアリングとレギュレータは再利用と思え

・オルタのベアリングとレギュレータは壊れることがある

・リビルト品は、装着後はオルタからの異音に注意

・オルタ異音は焼き付きの前兆!!! 即交換せよ