Yaber V10プロジェクター購入とレビュー

SHARPの当時フラグシップだった2002年製XV-Z9000が壊れる。

20年を振り返ってみると自分、ホームシアターを語るほどマニアじゃない、視聴回数はそれほど多くなかった(1000時間にも満たない)し、高価なプロジェクターではコスパ悪いと判明。

 

20年も経っていれば技術進化してるし安い中華製でも満足できるかな・・・とフルHD対応しているYaber V10をメルカリ中古で15000円で購入した。

HDMI入力が2個、D-Sub入力もある。USBはWord, Excel, パワポファイルをUSBメモリに入れて挿せばプレゼンができる。

自分は、

①ブルーレイ・DVD再生機器(プレステ3

②FireStick

に接続して使う。

 

自宅のホームシアターサウンドシステムはマランツのアンプを介して7.1ch構成なので、①と②をアンプ側のHDMI入力に挿す(Yaber V10に挿すのではなく)。アンプから映像がスルーされたものをV10のHDMI 1と2に繋げる。HDMIは音声データも載るため「アンプで音を拾い、映像はアンプをスルー出力させる」というもの。

 

スクリーンと3.8m離して110インチ投影、22時の真っ暗な環境で、スクリーンの中心から投影しているのがコレ。左が明るく、右側が暗く見えるが写真の問題で、実際は均一。

Youtubeのレビューでは、Yaberのプロジェクターは製品により、四隅に行くほどにじむ、かすむと言われていたが、このV10入手品では問題なし。スクリーン中心から映すぶんには全体的にドット感あり合格だろう。

↑ 写真の手ぶれで多少霞んでるが、実際は文字がしっかり読める。

日本語のタイトルメニューも繊細に見えるし・・・

アニメフィルムで見る分にはまったく問題なかった。

 

V10の色合い調整、色温度コントラストはあまり良い方向に効かない。ほぼ"50付近"のデフォ設定で良いかと。

 

V10はカクカクッと荒い台形補正が四隅で出来るので、ナナメからの投影といった多少のズレは補正で直せる。また、投影サイズ縮小のみができる(拡大はできず)。

 

V10は天吊りできる点も〇。映画見るまでのプロジェクター準備には時間を掛けたくない。常時天吊りしときたいところ。Z9000用の天吊りブラケットをそのまま有効活用して、V10取付したのが以下。

DCMカーマに売ってあるアルミブラケットを活用したもの。

手作り感が満載(笑)

当家ではスクリーン中心から投影できる環境ではない。上記写真のように斜め下、約10℃ほど傾けている。このYaber V10はスクリーン中央からまっすぐ照射することを想定している点で、この取り付け方だと以下の注意されたし。

 

この斜め投影した場合、スクリーン全面のピントが合わなくなる。つまり、中心にピント合わせると多少なり上下がボケる。上にピントを合わせれば下が結構ボケる。下にピントを合わせれば上が結構ボケるといった具合。私のところは、スクリーンの中央ラインにピント合わせして、上下の多少のボケは許すことにしている。だって、1.5万円製品だもの、そこまで求めるのは酷である。

 

つまり、全面のピントボケを無くしたいなら、スクリーン中央付近から水平照射しろってこと。こういう情報が取説にはないので、もっと情報が欲しい人はYoutube解説や、忖度しない他人のレビューを探してほしい。

 

あと、画面にほこりっぽい変な光具合が発生したときは、ココを開けて清掃してくれと取説にあるが・・・掃除方法までは書かれていない(笑)

黒い画面を映したとき、変なゴミ点の光があったので、エアダスターで吹いて清掃してみたら解消した。

本体の作りは本当にチャチいです。シールはがして清掃する点からも。安いプラスチックでネジ穴はすぐ潰れます。

 

【まとめ】

 3.8mスクリーンから離して110インチ投影している我が家。Yaber V10は真っ暗な環境では、20年前のDLP最高クラスだったXV-Z9000比べても気にならないクオリティ。ちょっと白飛びしている感はあるかもだけど、、、20年の技術進化は確実にあるのだなあ。。。と満足できるレベル。

 ファンの音はそこそこするが、一般的なプロジェクターと同等、+αかと思う。気になるなら、安い中華製品。DIYでファンの静音加工してみるのもアリだろう。

 部屋を明るくすると耐えられない白飛びしてくるのは、昔も今のプロジェクターも同じ。リビングの照明をガツンとフルで点けると、ほとんど見えなくなる。取説だと投影距離は~2.7mまでを推奨とあるが、部屋を真っ暗に出来るなら4mの距離でも快適に視聴可能。

 スクリーン中心の真正面から投影する分にはピントボケなし。あからさまにわかる色ムラや、滲み、ボケはない。台形補正や縮小ズームは使える。Z9000にあったような、ピントそのままに上下左右に映像サイズを変えずに画面を動かすのは不可。スクリーン真正面の中心から水平投影できない環境なら一部のピントボケを許容するしかないが、ボケもそこまで神経質になるほどでもないと思う。

 真っ黒の画面を表示したときわずかに色ムラがある(特に短距離で投影していると気付く)。映像シーンになると全く気にならない。

 筐体が安いプラスチックで高級感は無い。光源の交換は不要で使い捨て製品と考えると何年の製品寿命があるかだね。購入時に保証が3年付くので、4年使えれば合格と思う。購入するなら、新品購入して保証つけておこう。Yaberサポートは中国にしては親身という書き込みは多い。