食器棚などによく使われるスライドレール。

10年くらいするとレールがバカになり、戸を開けると同時にスーっと勝手に出てくるようになった。滑りの良いスライドレールでは、あるある不具合。

レール奥にあるストッパーのゴム(プラスチック)劣化してストッパー機能が失われるから。
みごとにプラスチックが粉砕している。プラスチック製のストッパーのようだ。棚を奥まで収納したとき、ストッパーのプラスチックにガツンガツンと当たる機構。7, 8年すればプラスチックは弾性を失い、衝撃吸収できずに粉砕するってワケ。
当家のは、Accuride、アキュライド という日本メーカー、品番は1103 3。

ベアリングを使ったスライドレールで開け閉めがとてもスムーズ。
で、YouTubeではレールの販売元からストッパーのゴム買って交換しましょう! しかし、アキュライドのレールストッパーはAmazonや楽天で売られていない、ググッても全くヒットしないorz もう20年近く前の製品ということもあって個人がメーカー問い合わせしたところで入手できないかもしれないし、そもそも問い合わも面倒www
ふるーる流のDIY修理方法を紹介しちゃいます♪
今、家具本体側のレールを外して写真撮ってます。上図の赤枠が本体側のストッパーがあったところ。粉砕してるので土台の鉄だけ。

で、こんな黒いゴムを噛ませる。

引き出しを閉めていくと・・・

閉めきったときに、引き出し側のレール上下にぐりゅっとゴムが食い込むことで、摩擦によるブレーキがかかる仕組み。当家の場合はこの引き出しのレール幅が18mmくらいだったから、ゴム厚はプラス2mmの20mmあれば食い込んでくれる。
DCMカーマで20mm厚のゴム板を買う。ふるーるのアキュライド品番のレールには2cm厚がベストマッチ。


税込み360円なり。
そしたら、20mm × 6mm × 6mm の直方体を切り出すわけさ。切れ味の良いカッターで数回切れば簡単にゴムは切断できる。一度で切ろうとしないこと。
直方体を上下2mmとって、カッターでおよそ16mmのスリットを入れる。

これも一度でやらずに3~4回でスーッと。反対にひっくり返して同じように3~4回でスーッと切り込みを入れる。

マイナスドライバーかハサミで、開けたスリットをほじくって、確実に穴が開いたことを確認しよう。

これでストッパーは出来上がり。
このゴムを食器棚本体側のストッパ突起にグリグリねじ込むだけ。ドライバーなど使って確実に取り付ける。接着剤は不要。

こんな感じで。最後に、開け閉め動作を確認して終了。
当家の場合は20mmがベストマッチだけども、レールのメーカーや品番によって直方体のサイズは異なる。自身のレールや現物を見てサイズ調整してね。