プジョー207GT、今年は猛暑の中エアコン効かず地獄の車内。エアコン全開でかけてもぬるい風、黒い車内は太陽光を拾い車内温度は38℃。窓全開で走る、ふるーる。
エアコン経路どこかで経年劣化によるガス漏れで冷えないのだ。自宅で真空引きしても30分足らずで真空圧が保てずゼロに戻ることから経路のどこかに穴が空いている。ガス漏れの蛍光塗料剤を配管に投入してブラックライト当てても目で見える配管には漏れが見つからず・・・となると、ダッシュボード内にあるエバポレーターで漏れている可能性が高い。
プジョー207はエバポレーターの交換で20万円の修理コースらしい。ダッシュボードをすべて剥ぎ取るのに相当の労力(工賃)が10万円近く。エバポレーターが部分交換できずにデカいASSY交換、部品代で10万ほどするらしい。
車体本体価格25万円だった中古車に20万のエアコン修理はないわーorz 5月にDr.Leak(約4000円)を一本試すも3ケ月経った今は効果ナシ。効かない程に漏れ量が大きいのだと思う。
漏れ量が大きいとなるとダメ元、今回はA/C LEAK STOPを試す。使い捨ての注入キット付きで10000円(メルカリ入手)と少々値が張るものの60mlある。自分のクルマだと2回ほど施工できるから、コスパはDr.Leakよりちょい高かな。ノンポリマーだから、入れてコンプレッサーが壊れる、焼き付くなんて事態も起こらないだろう。
207の場合、R134aのガス規定量は450g。A/C LEAK STOPの漏れ止め剤は17g入れれば良い。今回はちょっと多めの20g入れることにする。
まずは、近所のジェームスで予約のうえガスクリーニングしてもらった。
専用の機械でエアコンのガス抜き、オイル抜き、水抜き。真空引きした後に、規定量のエアコンガスとオイルを入れてくれるサービスである。
待つこと45分。
良くできたスタッフさんで「真空引きする前ですがマグネットクラッチがなかなか入らず、もしかすると電装品故障の可能性もあります。また、真空引きしても圧が抜けていくのでおそらくどこからか漏れてます」とキチンと説明してくれた。ウンウン私の見立て通り、やはり確実に漏れているのだ。。。ジェームスでは7500円でこのエアコンサービスは嬉しい限り。
エアコンガスが規定量まで入れてくれた、さあ引き続きジェームス駐車場で作業させてもらおう。
低圧ポートを開けて、付属のR134aアダプターを取り付け。
注射器のノズルはフタをしたまま漏れ止めをトクトクと20ml入れてピストンを挿入。ノズルを上向きにして注射器内のエア抜き。ノズルのフタを外して素早くアダプターに取り付ける。
エンジンをかけて、エアコン最低温度、最大風量、内気循環にしたら、注射器のピストンをグッと押しこみ溶剤を入れていく。ピストンの動きは固いものの、ゆっくり徐々に入っていった。
全て注入が終わったら20分程度エアコン最大出力のまま20分ほど走行して、薬剤をいきわたらせる。
ジェームスのガス補填のおかげで間違いなく涼しくなった・・・とはいっても、エアコンMAXにしても極寒冷風にはならず、ちょっと物足りない感じ。外気温が37℃あって効きが悪い条件だし、15年選手のクルマゆえコンプレッサー能力も落ちているからだろう。とはいえ、地獄のサウナ生活から快適になったことは事実。ガス漏れが止まるかは、しばらく様子見であり、数か月後に追記したいと思う。
穴が空いてから入れるのではなく、新車から10年経過したところでたとえエアコン正常であっても予備整備としてノンポリマーの漏れ止めを投入しておくのが良いかも。