207加速不良

かまってちゃんの207GT。

 

今回のトラブルは、新東名の高速に合流しようと3速で加速を決め込んだ時。2000rpmを超えたあたりから、ブルブルっとエンジンの震えが伝わってきて、エンジンチェックランプがパカパカ点滅、ピーッという音ともにチェックランプが常時点灯となった。そこからは加速がとてつもなく鈍く、頑張ってアクセル踏んでも100km/hちょいしか出ない。ターボパワーは完全に消失、追い越し車線に出ることを躊躇うほど。さらに、フェールセーフモードに入っているようでパワーダウン。NA軽自動車以下の加速力である。

 

PAまで走行してIGOFFにするも、ファンがしばらく回りっぱなしで五月蠅い。スマホでダイアグ確認すると、

P1338、Camshaft Position Sensor Rationality Check、もしくは、2番シリンダのミスファイヤ

のPending Faultが出ている。ダイアグ消去後に運転開始。慎重にアクセル操作していると問題ないのだが、マニュアルを2, 3, 4, 5, 6速のいずれかで、1500rpmのターボ効き始めから少し深くアクセル踏んで強めに加速しようとしたときエンジンがガクガクっと振動を発する。振動発生し初めでアクセルオフすればエンジン警告灯が点かずセーフ。その振動あってもアクセルを緩めないとエラーモードに入る。そして、以降はフェールセーフモードとなりターボ無効のパワー制限モード。そして、ファンがけたたましく回りだす症状。

 

P1338はカムシャフトセンサーの整合性が怪しい、もしくは、2番シリンダのミスファイヤ というエラーなので、207のカムシャフトセンサを外してパーツクリーナーで洗浄し、再取り付けしてみたが回復せず。本来は正常品と交換して様子見すべきだけど。そんな財力もない(笑)

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次はスパークプラグを疑い、過去のメンテナンス履歴を調査。今使っているのがボッシュのZR7S1332Sという両端子がイリジウムの長寿命プラグ。海外のスペック表を確認すると100KMile持つ・・・つまり、16万キロ持つとあり、まだ寿命の1/4も走行してない・・・じゃあ、プラグじゃないのかもなあ。。。

 

ネット情報から、P1338エラーは、紆余曲折しながらもイグニッションコイル交換により治ったという情報を得たので、予備で残ってた正常動作するイグニッションコイルひとつを用いて、4つのシリンダを右から順々に付け替えてみると・・・

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右から二つ目を交換したところで、エラーなく元気に加速できるようになった。二番だけイグニッションコイルの形状が違う、別メーカ品の予備中古コイルだからだ。

 

右から二番目、つまり、シリンダ2番のイグニッションコイルのみがNGだった、ということ。高負荷かけたときにうまく動作できていなかったようだ。

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↑ 不良のイグニッションコイルボッシュ製品だが、想定寿命までは行かずに壊れた。アクセル操作で高負荷かけたときのみNGで、低負荷のときやアイドリング時には正常に動くという、わかりにくい壊れ方やね。イグニッションコイルが完全に死ぬと三気筒になって明らかにアイドリング音、走行時に一気筒死んだな・・・と気付けるのに。

 

ちなみに207プジョーの場合、

P1337が1番シリンダのミスファイヤ

P1338が2番シリンダのミスファイヤ

P1339が3番シリンダのミスファイヤ

P1340が4番シリンダのミスファイヤ

シリンダはボンネット開けて正面から見て右が一番。一番左が4番になっている。