御嶽山、ソロ登山

連休初日、台風が遠く太平洋で停滞しているので、前半のうちに遊んでおかねば。

 

自宅にいったん戻り、登山用具をバタバタ詰め込んで、下道で御嶽山まで。今年はなんと、山頂までの一部ルートが解禁です!!!

 

名古屋から御嶽山はした道で3時間半、19号は高速道路みたいなもん(笑) 黒沢口六合目駐車場(およそ中の湯)はAM3時前に到着。怖かったのは、駐車場に行くまでに異様に墓石が多いこと。霊山ゆえ? 一人で運転しているとなかなか怖い。夜間登山して日の出を山から見よう・・・とも考えるも、御嶽山は3000m級、高山病リスク大だよ・・・と体慣れするために、仮眠することに。夜、ここは涼しいー 20℃くらい。

 

しかし、気分が高揚してかあまり寝られず。4時44分に目が覚めるという、思えばこの4引きが地獄の始まりだったか。

 

登りだして30分程度で、他の山の稜線から日の出でした。

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使ったのは御嶽山の中の湯〜黒沢口〜山頂ルート。女人堂までは木の階段地獄www 殆どが登りで休む間がない。

 

女人堂からの稜線、友人といった四国の剣山には敵いませんがー

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森林限界の山頂が見える・・・遠いwww

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女人堂以降は、背の高い木々がなくなるので、視界は一気に開けます。また、時折ふわっと硫黄臭がするので、火山なんだなあと実感。

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で、この後に足をツリますorz 富士山敗退したときの悪夢がよぎる! 朝飯抜きが祟ったか? 寝不足か?

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だいぶ端折っていますが、こむら返りを時折おこしながら石室山荘に到着。山頂に行くには山荘内を通り過ぎることになっていますが、通りたくない人向けに回避ルートもあるみたい(その分岐がわかりませんでした)。優しいお姉さんが「ご苦労様です〜」と声掛けしてくれます。高度2800m付近なので涼しくて快適そのもの、日影があるだけでも感謝です。ここは宿泊もできるみたいです。また、休憩テーブルからの眺めは、実にダイナミックです。

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自分が死んでた場所です、ここらで30分ほど「足が上がんねー」と停滞してました。

 

で、だいぶ端折っていますが、何度も立ち止まって休憩しつつ、後続に抜かれつつ、死ぬ思いで二ノ池付近に到着。

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ここら辺りが唯一の100m程度の平らなエリア・・・天国です。休憩している人も大勢います。涼しい〜

 

ここから山頂までは500mのゆるやかな坂。しかし、足が上がらず。プチ高山病で吐き気。。。吐くものがないので何も出ないけど。敗退か・・・諦めが何度もよぎる、十歩進んで5分止まるを繰り返しで、ちっとも頂上に近づけない。

 

で、ぼーっとする頭で考え抜いて出た結論は、体の負担を最小限にするために「財布以外の荷物を捨てよう(笑)」

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リュックには4キロ以上(昼食セット、水、スポーツドリンク、カメラ充電器、ヘルメット・・・)あったので、スポーツドリンクを多めに飲んで荷物を道端に捨てて、もとい、置いて財布だけ持って頂上に向かいます。それでも長かった・・・

 

山頂までは石段だけなのに、登る気分になれずに直前のシェルターで15分も寝転んでました。

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噴火で58名が亡くなった、手を合わせて冥福を祈る人たちがたくさんいました。

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火口に近づける(一ノ池)ルートは立ち入り厳禁で処罰します警告が。

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荷物捨ててなかったら行けなかった山頂。ヘルメットを捨てている時点でアウトだよね、とはいえ、ヘルメットを持っていない人も結構いましたので、自己判断かなと。

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当初は三ノ池まで足を延ばしてぐるーっと遊覧するルートを引いていましたが、もう無理! と三ノ池は諦めて、見える尾根から写真だけ撮りました。

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石室山荘を過ぎて・・・

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遅い昼食にしよう。二の池未満は火器が使えます。

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ガス缶忘れたorz