酷暑の日曜日。富士山リベンジが近いこともあり、山慣れしようということで長男と伊吹山。
ここは客引きが強い。周囲の民家がこぞって道路に出て、自分のところに停めないかと客引きをする。ただ、この日は到着が遅く、登山口に着いたのは12時過ぎ、この時間から登る馬鹿はいないということで、みんなすっこんでいるので客引きもありませんし、登山口すぐの駐車場も2台空いてて駐車料金は500円です。
登山口は目の前。自分は2回目なので、見慣れた景色ですが・・・暑い。。。登りだしは12:15。ピーカン地獄の昼下がりを登るのは我々だけ。一合目の旅館にいるわんこはグロッキー。伊吹山、登ったことがある人ならご存知の通り、一合目までは林間なので余裕ですが、これ以降はほとんど木陰がなく、三合目以降は日陰ゼロです。
二合目ちょいですが、あまりの暑さに二人とも足取り重く・・・日陰から出たくない症候群(笑) 今回は富士山修行もかねて、あえて重い魔法瓶に麦茶を3リットル、一合目の自販機でアクエリアス補給しても、消費は早く頂上まで水分がもつのか不安になります。そして、いったん平たんなところに出て、左カーブを曲がると・・・あそこまで登るの? と絶望する景色が飛び込んできます。
三合目の休憩ポイントで昼食。梅おにぎりとハイチュウで、ともに友人のお気に入りのもの。登山中の、梅おにぎり、ラーメンはスゴイ美味しくなるんだよってね。ハイチュウはカロリー的にも糖分的にもよく効きます。旅行中は常に友人とハイチュウをつまんでいるわけで。
一息ついていると、救急車サイレンが。休憩所の日陰で横たわっていた人が救急隊に運ばれて行きました、、、熱中症です。三合目までは車で入れるのですね、おそらく関係者だけ。自分たちも救急搬送されてはならぬと、帽子と手ぬぐいを濡らして頂上に向かいます。
そして、木陰の一切ない、太陽が容赦なく照り付ける灼熱の斜面を登ります。帽子必須の登山です。
長い・・・延々とジグザグ登りが続きます。やはり、長男のほうがペースが早い。というか、長男のペースに合わせると自分が死ぬ(笑) やはり、長男には付いていけないですね。そういう意味では、彼をペースメーカーにしてしまうと、富士山では私が死にます。八合目過ぎたあたりで16時過ぎ。水筒の水は尽きました。山頂の売店は17時には閉まるから、それまでに到着しないと水分補給ができなくなります。
山頂に到着したのは、16:30。
登り始めから4時間以上かかりました(コースタイムは3時間)。
山頂は実に眺めがよくて風が心地いい。。。登ってこれた人の特権です~ といはいうものの、伊吹山は車で山頂まで来られるので、山頂には普段着の人もいます。
小一時間休憩したので下山開始。当然、この時間から下山する人は皆無です(笑) だって、まもなく日暮れ夕闇突入するからね。伊吹山は足場が悪く下山スピードが稼げないので2.5時間かかります。
ヤマノススメでも出てくる七合目の避難小屋。
うっはー、もう夕焼けだよ。琵琶湖向こうに日が沈んでいくー
で、二合目で日の入り。駐車場までは真っ暗です(笑) ま、こんなこともあろうかとマグライトは持っているので夜になっても大丈夫です。