おへんろ。

関東の友人と7月中にやれることはやっておこう! という話となり。今週末は旅行計画を立てていました。

本命は谷川岳の登山。しかし、金・土の天気予報は雨。凍える思いで見晴らしも期待できないなら、関東甲信越の山はどこに行くにも全滅だねー

全国の天気予報にて、週末天気が良いのは、沖縄、九州、四国、青森、北海道。

関東、甲信越、中部は軒並み雨。。。梅雨だから、仕方ない・・・ 「青森の八甲田山か、四国のおへんろか?」という問いに対して、友人の回答は「四国」。じゃあ、おへんろの四国だね、霊山寺がある徳島へ行こう。

直前のばたばたでビジネスホテルを予約してもらいます。友人には金曜日の朝8時過ぎに名古屋に着くよう段取り。金曜日の9時前に名古屋で合流し、アルトとともに徳島市へ出発。名古屋は雨、途中の京都までザー降りの雨、四国は本当に雨が止んでるの? とドキドキ旅の始まりです。

さて、神戸付近で渋滞だったものの、そのほかはおおむね順調。大阪過ぎたあたりでは、雨はやんだ♪ 14時前には、うずしお で有名な大鳴門橋へ。

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が、まったく渦は発生しておらず。潮の満ち引きの関係で、6/30は11時と17時がみどころ時間とある・・・14時って、ちょうどダメな時間帯じゃん(笑) 駐車場は有料、展望台にあがるのも有料、大鳴門橋に入るのも有料www 有料づくしであり、世界遺産として盛り上がるかー? って思ったのはナイショ。大鳴門橋を通過中にうずしおを観られそうだけども、当然高速道路に駐めて観るような所はないので、じっくり観察したいなら、観覧船か、大鳴門橋に入って橋を歩くんだろうなあ。

さて、うずしお のモヤモヤを払拭してくれたのが、徳島ラーメン(徳島らーめん ふく利)。

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餃子、ライスセットで、なかなかにお得、ボリューム満点でした。

おへんろ。始めましょう。

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舞台めぐりとともに、1番札所の霊山寺にチェックイン。

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2番〜3番を"おへんろ"らしく、歩いてみよう! 28℃の中、ほとんど無風の四国は灼熱で・・・往復6キロ弱歩いたのだけど、汗だくだくwww この女子高生3人、よく夏休みに歩こうと思ったなー(笑)

この日の札所は5番までまわって(もちろん車で)タイムアウト。17時を過ぎると、立ち入りができなくなるところと、立ち入って、納札と、お賽銭はできる程度に解放するところに分かれるようです。

あとは、徳島市内のアーケード内のアニメイトへ。

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活気があるのはこの一角だけ? とよそ者が心配になるぐらい、金曜18時過ぎアーケードは閑散としていました。

夜は「うどん」を食べたいと思っていたものの、香川県がメインなのか、うどん専門店は少なく・・・ステーキガストになっちゃいました。2人とも、キャンペーン中の「ごちうさセット」を付けるのを忘れたくらい、疲れで意識がぷつーんと飛んでいた一日でした。温泉入って、ビジネスホテルに戻れば、もう爆睡タイムです。

旅行予定先の谷川岳すりこまれていたせいか、眉山の登山を提案したのはロープウェイすら動いていない22時。あっさりと却下されたので、翌日のロープウェイ始発の9時に阿波おどり会館へ。

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写真のてっぺんが山頂かと思いきや、もう少し奥にうねった山頂が隠れてた(笑) 夜間登山してたら思ってたより長い距離してたことでしょう。

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ポスターが貼ってありました。

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まお・ちわ・めぐみ も。

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低山なのですが、街がすぐそこに迫っているおかげで高度感がありました。

二日目も、徳島県で"おへんろ"します。

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10番札所で333石段を体験。ちなみに、階段を人の足で上らずとも、車でズンズン登っていけますが道が狭いwww すれ違いに気を遣うこと間違いなし。

さて、徳島県内のいくつか札所を巡り、本日の宿泊地である高知を目指します。うどん食べたい願望がここで叶う(麺房 久五)。

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なんとも、モチモチ食感で美味しかったです。

そして、高知県内の札所を日暮れまでめぐります。

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今日の旅は猫に縁がありました。お寺の入り口や境内にいる猫と3〜4回出会うのでした。

桂浜へ。

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坂本龍馬銅像をみて、水際に近づく人に「水際から離れてくださーい」と監視員が注意してました。引き潮が強く、流されて死亡する人が絶えないからだとか。しかし、彼らも17時過ぎると勤務終了です。

晩ご飯は、鰹のタタキ だと決めていたので、おへんろ。舞台ともなっている、ひろめ市場へ。ああ、猫のお告げはコレだったのか(笑) 看板みて思いました。

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土曜の20時、店内は何処も満席。飲んだくれであちこち盛り上がっている(笑) こりゃー待っててもしばらくは席も空かないわーと、泣く泣くひろめ市場を出て、商店街や繁華街の食事処を探すことにしました。

商店街、土曜夜市のイベント開催中とはいえ、高知のアーケード街は明るく賑わっています。徳●と全然違う(笑)

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しらす丼定食を頼んじゃった。大洗のシラスが頭をよぎったー(とさ市場)

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1000円ちょいでこのボリューム。タタキも3〜4切れついていたので、大満足&満腹になりました。

この日も温泉に入ってホテルに戻れば、すぐに深い眠りに落ちたのは言うまでもありません。高知の札所は高台にあるものが多く、歩くのはもっと大変なのでしょうけど、車でもすれ違いが困難な細い道ばかり。3ナンバーが突入すると、この上ないスリルが味わえます。軽自動車で来てよかった・・・

友達が「3日目プランは考えてね」ということで、高知市内から、西に行き足摺岬を目指すか、東に行き室戸岬に行くか、道後温泉に行くか・・・しかし、疲れた頭で深く考えることもせず「西に行けるところまで行ってみよう」と安直に決めてしまう。

3日目の天気もバッチリ晴れ(天気予報は曇り)。

珍獣の森公園に車をとめて散策開始です。元親の墓。

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それからちょいと歩いてみようと、渡船長浜待合所に行ったらちょうど渡し船が出航する時間で、しかも無料(県営だから)ということで、乗り込みました。

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数分で向こう岸へ。そして、そのまま船は折り返して戻るということで、我々はいったん下船してまたすぐさま乗船です。送った甲斐無くてすみません<(_ _)> 

土佐名物アイスクリーンを食べながら、引き続き札所を巡っていきます。

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マイクロバスで集団巡礼してました。外国人が1人で徒歩巡礼したり。

暑いアスファルトのお遍路を、テクテク歩く老若男女を目にすると「がんばって!」と応援したくなります。土日は多少、巡礼者が多くなりますね。でも、私たちのように車で巡る人も何組かいました。

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やってきました海洋堂ホビー館!!! あれ、閉鎖されてる? と意気消沈してたら移転してると友人から情報展開が。

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↓ 海洋堂かっぱ館

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↓ 海洋堂ホビー館

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入館料800円だけど、ガチャ景品が1個ついているので、納得かと。

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館内は撮影自由ということでした。体育館内に所狭しとフィギュアが陳列されています。

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さらに南下していき熊井隧道・・・くまいすいどう へ。隧道とはトンネルのことなんだって。

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17時まわって、ようやく四万十川へ到着。

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広い川で、水の色も澄んでいたように感じます。

晩ご飯は、四万十川近くのインドカレー専門店へ(インド料理リタ)

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車中泊でもなんとかなるさー と脳天気なふるーる。ホテルは急遽、宿毛(すくも)で友人がとってくれて、宿ありの3日目を終えることができたのでした。

勢いで宿毛まできた私たち。こうなったら四国最南端の足摺岬に行くしかない(笑)

宿毛から海岸線をひたすら突っ走り、10時過ぎには38番札所に到着。

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足摺岬を散策して、舞台めぐりチェックイン。さすがに「おへんろ。」通りに

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朝日を見に行くのは叶わなかったのですが。。。岬への遊歩道は街灯がないので、夜は真っ暗になるはずです。まさに、灯台もと暗し!

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四国の最南端まで良くこれたなあーと感動もひとしお。

11:30、大岐海水浴場へ。ここで、今回の旅、最後のおへんろ。舞台めぐりチェックイン。あとは室戸岬に行ければ高知編は制覇になります。

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海がとても綺麗。すでにサーフィンしてる人がいました。あとは記録的600キロ、名古屋への帰路につくだけ。名古屋到着予測は、20時過ぎさーーー・・・・あー、帰途の運転はテンション下がるわあ。

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明石海峡大橋を過ぎれば、本州。本当に、この怒濤の4日間の旅が終わるんだなあ・・・と寂しさが湧いてきます。

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東京に戻る友達を、名古屋駅まで送って旅はおしまい。走破した距離は4日間で1600キロでした。アルトと私たち、頑張りました!

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家族に買った土産のひとつ。アニメイトで購入しました、半額セール品だったのに、美味しかったー

梅雨の最中、4日間も傘いらずで四国に滞在できたのは奇跡的でした。しかも、翌日は台風来週で大雨でしたからねw 我々の旅は結構ツキに恵まれることが多いです。谷川岳に行ってたらどうなっていたんだろ(笑)

弘法大師が巡った、おへんろ。開創から1200年以上、全行程は1200キロあるんだって。スマホも水筒も電気も蚊取り線香も、文明の利器を持たない人たちが、この壮大な距離を歩いて巡ったというのだから、現代おへんろの比じゃない大変さ。ただ、これをやり遂げられれば、人生これ以上に苦しいことはないのではないか(笑) 開眼するのかもしれないなーと感じた、旅でした。車で巡ったとしても一日に10個巡れば万々歳。88個の霊場を巡るのに1週間はかかるでしょう。

友人は来週、7/8には大洗艦艇に行っているでしょう。もう、大洗に住んじゃえばいいのに(笑)