大洗、伊香保、河口湖

23日水曜日、19:30に名古屋発。高速を使ったのは音羽蒲郡〜浜松のみ。浜松ではスーパー銭湯、袋井で豚骨ラーメンを食べてからはずーっと下道で東京へと。AM3時過ぎに東京着。コンビニで買い物し、そのまま運転疲れで車中で眠る。

 

24日のAMは雪予報だったのは事前に把握していたものの、午後は雨予報だったため雪は解けるだろうという安易な考えはダメだったわけで。

DSCF7033.jpg

東京の朝。起きれば天気予報通り雪が降り始めているが、交通規制がかかるほどじゃない。この天気では登山やスタンプラリーの選択肢はないので、飯能・秩父めぐりは選択肢から完全に消えて、大洗に行く先が絞られた。友人と合流し、そのまま北上。雪の降る大洗に11時前着。首都高こそ渋滞はあれど、常磐道に入れば降雪中とはいえ快適なドライブだった。

PB242912.jpg

アウトレットにてお昼ご飯。2000円であんこう鍋を堪能、雑炊にして最後まで美味しく頂く♪ 毎年必ず1回は食べたいもの。

 

大洗の到着時は雪、途中から雨に変わるのだが、なかなか雨が止まない。雨が止めばもっと商店街を歩き回れるのに・・・と、互いにボヤきつつ、まいわい市場できゃらぱん焼きを購入(あんこう焼きは終了)。

DSCF7039.jpg

あんこう祭。このポスターで、かなりの人が献血しに行ったのではないだろうか?

 

大洗駅、桜道公園、カワマタ(移転してた)でさおりんの肉じゃがを、田口理髪店で目的の沙織ステッカーを入手できたので大洗めぐりは終了。

DSCF7036.jpg

田口理髪店、別名?、北見工芸。耐候ステッカーいろいろ取り扱ってます。

DSCF7037.jpg

切るのは髪だけじゃあない!

 

北関東自動車道を使い、伊香保方面へ。

DSCF7042.jpg

壬生では前回、焼き印が故障してフツーの大判焼になっていた「ゆうゆ焼き」のリベンジを果たす。しかし、ココでの空腹満たしが後に悲劇を招くことに。

DSCF7043.jpg

通過の前橋。幹線道路には王将、ガスト、ファミレスなど飲食店には困らず。でも、まだ(ゆうゆ焼き食べたから)空腹じゃないよねー 伊香保になんかあるやろー 最悪チェックイン後に渋川か、前橋まで下りて食べようか、なんて話をしながら、前橋を通過することに。

DSCF7052.jpg

伊香保温泉に近づくにつれ、雪深くなってくる。県道・国道は除雪がされ、融雪剤がまかれているおかげで、なんとか路面凍結はない状態。18時過ぎには伊香保温泉に到着。ヤマノススメの舞台巡りをしつつ、まだ夕飯には早いと「石段の湯」で温泉を堪能。黄土色っぽく、温泉地に来たなーっという旅気分に浸れる。しかし、石段の雪と水は凍り付きツルツル滑るのである。

DSCF7049.jpg

この雪深さ・・・積雪は15cm以上はある。

 

伊香保を歩いて散策すると、脇道に入った道路がかなり凍結しだしていることに気付く。このまま渋川、前橋に下りて、食事して夜も更けていけば、気温もさらに冷え込んで二度と伊香保の素泊まりホテルに戻ってこれない悪寒がした。まずはチェックインだけ済まそうかということに。伊香保唯一のコンビニに寄るも、大雪のせいか軒並み弁当は買い尽くされており、晩飯になりそうなものを購入できなかった。

 

ホテルでは車のキーを預かられ、あまり自由に車で出かける雰囲気ではなかったことも後押しし、「このままノーマルタイヤの車で晩飯食べに出かけて事故になるよりは、ホテルに籠もった方が・・・」という考えがよぎり、晩飯抜きのままホテルで過ごすことにした。

DSCF7056.jpg

きゃらぱん焼き、伊香保への移動中に食べようと思っていたお菓子、ホテルの茶菓子で多少空腹を満たし・・・私はそのままドライブ疲れで、ちょいと横になっただけのつもりが、そのまま深い眠りに落ちてしまうのだった。

 

伊香保の朝。ホテルきむら からの眺め。24日の降雪により、15センチは積もっている。

DSCF7057.jpg

建物の屋根や道路は真っ白、、、自分の車はサマータイヤである、、、頭の中も真っ白さー

DSCF7065.jpg

様子を見に朝の散歩に出る。路面は一部凍結している。しかも、朝9時の気温はマイナス3℃だ! くっそう、スタッドレスに交換しておくべきだった。

 

時間が経つにつれての雪解けを期待し、ホテルの温泉に浸かりながらチェックアウトをギリギリまで粘る。当初の計画通り榛名富士へ。さらに標高が上がるため、木陰や山陰の道路は緊張感を強いられる。ただし、唯一の救いはツルツルの氷ではなく、若干シャーベットっぽいこと。また、新車購入から1ヶ月ということで、タイヤゴムがまだ柔らかいことが幸いし、急発進、急ブレーキ、急ハンドルをしないことで、榛名富士までたどり着くことができたのだった。

PB252919.jpg

さすがにこの積雪の中、自力登山して頂上まで行くのは無理だよね・・・と、ロープウェイで榛名富士山頂へ。金曜日平日ということもあり、さすがに客足は少ない=店も結構閉まっている。

PB252921.jpg

山頂からの眺めはかなりのもの。

PB252924_R_2020121522422158e.jpg

榛名湖と浅間山の組み合わせがとてもキレイ。天気が良いおかけで、秩父山系はもちろん、富士山の頂上部分がくっきり見える。

PB252941_R.jpg

もっと澄み渡れば、スカイツリーすらも見えるらしい。頂上まで行けば、赤城山谷川岳を見ることもできるが、若干木々に遮られるのがおしい。

PB252942.jpg

湖畔からの榛名富士。キレイな△してる。ここ榛名で昼食するはずが、親子丼でも食べようにもポスターにあったコケッコー通りの飲食店をが見つけられず、1時間以上をロス。ポスターに店の住所くらい書こうよ(泣)

 

榛名で昼飯を逃して、上田市の方面へ。空腹を満たそうと「あがつま峡」で、友人から高菜のおやきを貰うも、皮の厚み&ぱっさぱっさ感に堪えられず。中の高菜はすごい美味しいのに惜しいっっっ と酷評しつつ、大洗で買い込んだ生茶でおやきを流し込む。

 

途中、信州蕎麦屋で遅い昼ご飯にありつき、真田丸で盛り上がる上田巡りへ。山城跡からパチリ。

DSCF7069.jpg

平日でもちらほら、観光巡りの人たちとすれ違う。さすがNHKドラマ効果。しかし、16:30とかに、観光施設が閉まるなど、都会の感覚になれてしまった我らにはなかなか苦行の旅に。

 

17時前にホテルに入るのは不毛ということで、友人が気をきかせてくれて、小諸の「あの夏」巡りへ。車でしか行けないポイントがいくつかあるので、走り回って舞台巡りチェックイン。最後の布引観音堂は19時着。北の駐車場からマグライト持って数百メートルプチ登山することでチェックイン。あの夏コンプして、上田の温泉施設へ向かって温泉堪能。伊香保の晩飯悲劇の二の舞にならぬよう、上田市内のガストで晩飯。上田のホテルへ到着し、今日の雪道運転の緊張開放から、私はそのまま爆睡してしまうのだった。。。

 

お墓参りまでまだ時間があるので、上田城跡にいく。

PB262943.jpg

城跡なので、城は建っていない。隣の信州上田真田丸大河ドラマ館には、観光客でなかなかに盛況。我々は入館することなく去ったけどもー

 

佐久に移動し、せせらぎ温泉を貸し切り状態で使用させていただき、、、

DSCF7071.jpg

ただし、開店時間の関係で女風呂に通されたため、女湯の引き戸の音がする度、我々はどぎまぎするハメになったのだけど(笑) それでも小一時間滞在したわけで。

 

もう一人の友人と合流し、イオンで食事。この友人も、一人でスペインやら、各国を渡り歩く凄まじいバイタリティの持ち主である。前回見られなかったオーロラのリベンジに、年末年始はアラスカに行くとのこと。オーロラ見られること祈ってます。

 

イオンから車を走らせること15分ほど、若くして逝った友人のお墓参りへ。他界した2011年から5年。遺影の写真をみると、彼の時間は止まったままだと分かる。それぞれの近況の話、彼が好きだった辛い物の話など、たわいもない話をするだけでも時間が経つのが早い。ちなみに、大半の佐久市民は11月の下旬からスタッドレスにするという話。誰だっっっ、12月から履くって知恵袋に回答した奴はっっっ!

 

帰りにはお米やら林檎やらを頂いてしまい、本当にありがたくもあり、恐縮。農家をやられているので、何しろ出てくるおつまみが美味しいのだ。今回はタケノコおひたしというか、漬け物というかもので、これがまた絶妙の味。しかも地取りのタケノコだという。名残惜しくも17時の鐘が鳴り、3人それぞれ帰宅の途へ?

 

佐久からの名古屋戻りは中央道で帰っても良いのだけど、高速代を浮かせるため通り慣れた下道で清水まで南下していくルートを選択。中部横断自動車道が開通すれば、甲府までぐっと近くなりそう。利用するかは高速料金次第やねー。田舎の下道は渋滞も少ないので、到着時間に大差がつかないのであれば、高速のアドバンテージはないかもしれない。友達は河口湖で一泊して東京へ戻るというので、旅は道連れで河口湖まで送っていくことに。

 

いっぱいのお土産を頂いて、17時過ぎに佐久を発つ。茶菓子やミカンでお腹は一杯だ〜晩ご飯はいらぬ。朝は浅間山がくっきりと見えていた佐久、しかし天気は下り坂。南下して甲府に達しても富士山のシルエットは見えなかった。わたしはゆったり日曜いっぱいで帰宅するつもりだったので、車中泊する気満々だ。友達はお目当ての宿が見つからずに、ともに車中泊までお付き合い頂くハメに(笑) 20時過ぎに河口湖に到着したが、マラソンがあるらしく湖畔の駐車場は埋まっている&入場規制がかかってるじゃん。

 

富士急ハイランド近くのドンキホーテの駐車場で車中泊か・・・いや、ドンキの閉店後はトイレは利用できなくなるぞ? そうだ、道の駅「なるさわ」だー。道の駅は24時間開放してくれているので、深夜ドライブの休憩や仮眠には有り難い存在。そして、私は運転疲れからそのまま爆睡。去年はエンジン暖房かけずにとても寒い思いをしたので、今回はアイドリングしっぱなしで、暖房入りでぬくぬく。しかし、アルトは座面を倒しても車内がフラットにならないのが惜しい。

 

明けて日曜日。天気は曇り、わずかに富士山の2合目くらいまで見えるかなあ程度。朝はなか卯で朝食。友達は野菜とゆばのあんかけうどんを頼む・・・水樹奈々オススメである! 店内は私たちだけ、水樹奈々のアナウンスが萌える!!! 食事を終えると、雲の切れ間からの日差しがあるようになり、昼過ぎまでは天気が持ちそうな感じである。山中湖に行ってみたいという友達のリクエストで山中湖へ。おおーっ、富士山の半分くらいは見えるじゃん!!! 「大平山の登山口は山中湖付近にあるんだよ〜」という話で、じゃあ登山口探してみようというノリで・・・

DSCF7091.jpg

なぜか大平山の頂上まで登っている我らー・・・残雪残る中、まさかの登山やっちまったなー 誰ともすれ違わず、頂上は二人占めだ♪ ただ、途中の登山道がわかりにくい。我々は国土地理院地図の「平野」から登りだしたが、明確な踏み跡が残っていない上、案内版や目印がない(有志がほんの数カ所つけているだけ)ので、別荘? がぽつんと1件ある巻き道にあたるまで、ルートがわかりにくいので要注意である。

DSCF7097.jpg

↑ 去年登った三つ峠も見える。

 

下山後は石割の湯へ。

DSCF7107.jpg

外のぬるま湯が気持ちよく、1時間半近く滞在。イキオイで、昨年トレイルランした御殿場口登山道へ行ってみるも、152号からは降雪のための通行止め。この日はスバルラインも通行止めだったので、かなりの積雪だったのだろう。この日に当たった外国人観光客も残念だったに違いない。

 

温泉後はビッグボーイで昼食。天気予報通り、雨が降り始めたのだった。そして、河口湖駅でバイバイ。外国人観光客で賑わっていた河口湖駅。我々の祭りは終わった・・・1人で乗る車は静かで寂しい。

 

富士山麓を南下し清水ICへ。清水ICからは新東名で音羽蒲郡ICまで。以降は23号に乗って名古屋まで。軽自動車故に高速料金は安上がりだし、燃費は22キロほどで財布に優しい。昨年の電気自動車アイミーブ旅とは違い、暖房を気兼ねなく入れられるのはシアワセ。前回は寒い中、充電場所探しで寄り道せざるを得なかったし、充電中は寒い思いをしたなあ(苦笑) 今回の旅では、友達と合流して走り回った距離は約1200キロ、給油はたったの2回。アイミーブだったら20回は充電が必要で、充電時間は600分=10時間かかり、大きな観光時間ロスとなってしまう。

 

名古屋 → 東京 → 大洗 → 伊香保 → 榛名富士 → 上田 → 佐久 → 富士山 → 名古屋の4泊5日旅。そのうち2泊が車中泊。まだ車中泊できるだけ若いってことやね。お墓参り兼ねた、この濃厚旅は自分の毎年の恒例行事になっていて、来年はどこにいこうかな? と考えるのも楽しい。新しい発見だったのは、深夜であれば、国道23号と1号で神奈川の海老名まではかなり快適に行ける。名古屋から7時間ほどで東京の府中に到着できた。

DSCF7109a.jpg

友達に貰ったお土産でにまにましながらお茶とともに頂く。

DSCF7115.jpg

クッキーを食べつつ、ブログを書きつつ旅を振り返る。あんこう鍋はマジで毎年の飲食行事に組み込みたい!!!