木曽岬温泉(閉館)

夏期休暇の最終日。前半は台風で前々から計画していた長野キャンプがキャンセル。後半も雲が厚くて雨が降ったり止んだりの繰り返しでカラッと晴れたのは11日の月曜日だけだったw

そんなわけでこのまま不完全燃焼のまま明日から会社なんて行けるかっ! ということで、思い立って名古屋近郊の温泉にひとりで行くことに。

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温泉施設の近くの道路からはナガシマスパーランドのアトラクションが見えるというロケーション。

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三重県にある木曽岬温泉。う〜む、噂には聞いていたけど寂れ具合がすごい。天気がどんよりしているというのもあるけど、営業しているのか心配になるぐらいの風格・・・廃墟かと不安になり施設道路を一周して室内照明が点いていることを確認したぐらいだ。

とても感じの良いおっちゃんが受付。大人600円、子供300円。受付は18:30迄。駐車場には車20台くらいあった・・・名古屋ナンバーばっかり、三重ナンバーが1台。

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脱衣場。結構広い。コインロッカーが有料で100円が戻ってこないので注意。久々に見たわ〜有料ロッカー。貴重品持たずに入浴料とジュース代だけ持ってくるのが良いかも。

場内には名古屋城が? 浴場には10人ほど。地元のおっちゃんばかりで、ローカル話に花を咲かせている。ファミリー、子連れは皆無なので、ゆったり入るには好都合。

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大きな湯船は若干黄色がかって、黒っぽい湯の花が浮かんでいる。打たせ湯っぽく配管から勢いよく出ているところが、打たせ湯ではなくかなり熱めの湯が出ているところなので注意。この浴槽の半分は浅瀬になっていて、寝湯向けになっている。私は熱風呂好きなので、ここの風呂温度42℃〜 には大満足。

火照った体のクールダウンのスペース。10人ほどが座れる椅子が用意。

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サウナはここ。熱い源泉が噴出するところに砂利が敷き詰めてあり、そこで座禅組んだり、寝ながら蒸される4畳半くらいのスペースがある。

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侮るなかれ、かなり熱くて湿度が高い。

↓寝湯スペース。ただし、奥は清掃が行き届いておらず、緑の藻が群生しており、奥の利用にはかなり勇気が要る。いや、意図的に清掃せずに自然のまま手つかずにしているのか? 手前はOK。

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↓マッサージスペース。↓

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↓大宴会場。ローカル大道芸人、ローカル歌手らのステージがちょこちょこ開催されているよう。

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この日は日曜日の16時。開催はされておらず、照明はすべて落ちているのでかなり薄暗い。昼寝するにはもってこいだろう。

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売店あるロビー。ショーウィンドウに入っているものは売り物なのかも不明でミステリアス。この日はコーヒー牛乳の自動販売機は故障しており、ロビーのミニ冷蔵庫に牛乳やコーヒー牛乳は置いてあった。

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風呂構成は実にシンプル。

木曽岬温泉三重県桑名郡木曽岬町大字源緑

�@お湯の質 ★★★★☆(アルカリ、わずかに黄色系)

�A施設充実 ★☆☆☆☆(内湯3、露天なし、スチーム系サウナがある)

�Bゆったり ★★★★★(あまりあるスペースあり)

�C料金体系 ★★★☆☆(600円、石鹸タオルシャンプーは持参要)

�D総合評価 ★★☆☆☆(潔癖な人には×、熱め湯好きには○)

昭和40年代(1970年代)を感じさせる施設で、古き大衆娯楽の時代にタイムスリップした錯覚すら覚える。天井は痛み、錆や黒ずみといった施設の老朽化は進み、清掃はお世辞にも行き届いているとは言えない。おしゃれでこぎれいなスーパー銭湯に通い慣れている人にはオススメしない。しかも、石鹸やシャンプーといったサニタリーは皆無、すべて持参しなくてはならないのだ。

しかし、上記マイナス側面を差し引いても、湯温の高さやアルカリ系のぬめり感、湯の花といい、温泉に入ったぞという疲労感と爽快感は間違いなくあった。施設も今となっては無駄に大きい。知る人ぞ知る人か、地元民しか来ないので混み合うこともない。客足も少ない分、休憩スペースも気兼ねなく使えるのはいい。源泉の湯に一日浸かって寝たり入ったりを繰り返す分には申し分ない。熱風呂が苦手でも、隣の湯船は水足しをしてぬるくすることができるので問題は無いかと。ただ、サウナと水風呂はないので、純粋に熱めの源泉温泉に浸かりたい人にはオススメできる。

温泉の持ち帰りは誰でも自由にできたが、2014/08/17現在では持ち帰り禁止とのこと。